高速道路を車で60分ほど。
途中バイクに乗った職人の一人が迎えにきてくれる。
でこぼこ道を通り、洗濯ものが干されたテントが並ぶ集落を抜け、川沿いをすすむ。
小さな集落の入り口には、まばらに木が生え、大きな石がゴロゴロと並ぶ広場が見える。
犬が歩き、猪が親子で散歩している。
のんびりと牛が横切る。そのなかを、学校帰りの子供達が笑顔で通り過ぎていった。
工房の入り口で、少しはにかみながら笑顔の職人が出迎えてくれる。
チャイは飲むかと聞かれ、いただきます、と答える。
すこし欠けたカップには、なみなみと甘いチャイが注がれていく。