商品タグは手漉きで仕上げたリサイクルコットンペーパーを使用している。
インド、サンガネール地域でつくられているその紙は、縫製などの際に出る余り生地を粉砕、手漉きにて仕上げており綿の風合いが柔かく優しい仕上がりが特徴的。
制作の要領は日本の手漉きと似ているが、紙の繊維と違い、粉砕した綿は繊維質が短く、元々は生地だったためにややぽってりとしている。
2人組で行う手漉き作業は、日本のように繊維を絡ませるというよりは、どちらかというと綿を均すという作業に近い。
漉いたのちに荒い生地を重ね、圧力を掛け水分を出し乾燥させる。
さいごの工程では、荒い生地を取り除く。これもまた人の手を介して行われる。(写真はその工程)
荒い生地の目がテクスチュアとして残るその紙は、人の手による温もりも残っていようで、触っているとあたたかな気持ちになる。